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富貴ふうきしょしては、貧賎ひんせん痛癢つうようらんことをよう

ー処富貴之地、要知貧賎的痛癢ー   菜根譚
(菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、
後集135条では退静閑居の楽しみを論じている)

 

{原文}
処富貴之地、
要知貧賤的痛癢
当少壮之時、

須念衰老的辛酸

{書き下し文}
富貴の地に処りては、
貧賤の痛癢(つうよう)を知らんことを要し
少壮の時に当たっては、
すべからく衰老(すいろう)の辛酸を念(おも)うべし

 

{意解}
財産、地位に恵まれているときにこそ、
貧しく地位の低い人たちの苦しみを理解せよ。
若く元気なときにこそ、
老い衰えたときのつらさを考えよ。  

 どちらも、弱者へのいたわりの心と、
人の痛みを理解できる人間であれ、と説いている。

そんな思いやりを持った人間は、
見ただけで解るものである。
心の暖かさが容貌や態度ににじみ出て、
いかにも穏やかな人柄を感じとれる。
思うに、立派な人格を形成するためには、
人に対する思いやりを持たなければならないということだろう。
取り繕った思いやりではなく、 心からの「仁」である。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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その折々に思い出し、
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沈琳 二胡 女人花

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