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衆心しゅうしんしろし、
衆口しゅうこうかねかす

ー衆心成城、衆口鑠金ー     国語 周語・下
(国語:二十一巻。魯の左丘明の撰と伝えられている。
春秋時代の列国の事蹟を国別に編んだもの。)

 

{原文}
衆心成城、
衆口鑠金

 

{書き下し文}
衆心(しゅうしん)は城を成し、
衆口(しゅうこう)は金(かね)を鑠(と)かす

 

  

 

{意解}
 大勢の人間が心を合わせれば、
城も築けるような大きな力を発揮する。

 大勢の人間が口を合わせれば、
金をも溶かすような恐るべき力となる。

 前者は良い意味で使われるが、
後者の「衆口」は、人の噂や非難中傷のたぐいで、
多くの人の言葉、特に悪口が重なると、恐るべき結果を招く、
恐ろしいといったニュアンスで使われる。

 この「衆心成城、衆口鑠金」という言葉は
二千数百年前から諺のように使われていたらしいが、
現代でも、そのままの形で使われている。

 珍しい例といっても良いが、
それだけ この言葉の語っている内容が
時代を超えた普遍性を持っているということであろう。

「衆心成城」、これは良い。
問題は「衆口鑠金」のほうだ。

 日本でも「人の噂に戸は立てられない」という。
非難中傷にしても、ちゃんとした事実に基づいたものなら
致し方ないが、根拠のないものも多いことも確かである。

 それで一生を狂わされたりする例もあるから、
甚だ迷惑である。

備考:
 国語(こくご)は、春秋時代の中国を扱った歴史書である。
著者は『春秋左氏伝』の著者とされる魯の左丘明であると言われているが
定かではない。

だが、古くから『春秋左氏伝』の「外伝」とする説が言われており
(『漢書』の中では「春秋外伝」という名称で呼ばれている)、
両者には何らかの関係があると考えられている。

(内容)
周・魯・斉・晋・楚・呉・越・鄭の計8ヶ国の
王侯や文武官の言動(語)を採集・記録して
21篇に纏めたものだと言われている。

孔子が否定的であったために『春秋』などでは扱われなかった
占いや予言、権謀術数に関する記事も取り上げられており、
儒教的なフィルターがかかっていない、

より本来の原史料に沿った記述がなされているとされている。

(評価)
唐の柳宗元は『国語』の文体を愛していたが、
その一方で占いや予言などを取り上げて
孔子が正しく導こうとしている「聖人の道」に反するものだと厳しく糾弾し、
『非国語』を著している。
           国語 (歴史書)ーウィキペディアより引用

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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