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逆境を

 

禍福かふくは門なし、ただ人のまねところ
ー禍福無門、唯人所召ー     左伝 襄公23年

今回は「春秋左氏伝」襄公23年 からの出典です。
(左伝:三十巻。「春秋左氏伝」の略。魯の左丘明の撰と伝えられている。
「春秋」の注釈書で「左氏伝」とも言う。十三経の一つ)

 

{原文}
曰、子無然。
禍福無門。唯人所召。
爲人子者、患不孝、不患無所。

 

{書き下し文}
曰く、子然ること無かれ。
禍福は門無し。唯人の召く所のままなり。
人の子爲る者は、孝ならざるを患えて、所無きを患えざれ。

 

kafuku2

 

{意解}
 禍福、幸せにしても不幸せにしても特別な門があって入ってくるわけではない。
それもこれもみな当人が招くのである。
だから、幸せになりたいと思ったら、自分でコツコツと努力しなければならない。

仮に不幸せな状態にあっても、
その原因を作ったのは自分であるから、人を責めてはならない。

やはり自分の努力で、
不幸せから脱出するように務める必要がある。

 不当な処遇に腹を立て、勤めを休んでふてくされている人物に向かって、
「そんなことでは、今以上にひどいことになりますよ」と、
戒めた言葉である。

 不幸な状態になると、
自分の責任を棚に上げて、
つい人を恨みたくなるのが人情である。

そんな状態ではいつまでたっても不幸せから脱出できない。

 幸せになろうと本気で努力する人には天は幸せを与えてくれる、
と信じて努力したほうがいいかも。

 幸せは自分で努力して勝ち取るもの、ということ。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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