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逆境を

 

人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患う
ー不患人之不己知、患不知人也ー     論語 学而第一 十六

今回は「論語」学而(がくじ)第一 十六からの出典です。
(論語:十巻二十編。孔子や孔子の門弟の言行を記したもの。
儒家の聖典とされている。四書の一)

 

{原文}
子曰、
不患人之不己知、
患己不知人也。

 

{書き下し文}
子曰く、
人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、
己の人を知らざるを患う。

 

169

 

{意解}
孔子曰く、
「人が一向に自分を認めてくれないと嘆いてはいけない。
自分こそ他人の良さをわかっていないのではないか、
真価を理解できずにいるのではないかと、
そのことを憂(うれ)いなさい」

孔子の謙譲の精神として知られている有名な論語の一文である。

誰でも人に認められたいし、認められれば嬉しいものだ。

しかし、
 一生懸命に仕事に打ち込んでいるし、
決して人には負けないほど努力しているつもりだが、
その割には報われない。

そんなときに、つい愚痴をこぼしてしまうのが人情である。

 孔子は、自分の価値や能力を認めて貰いたいのであれば、
まずは自分の周囲にいる優れた人物の価値を認めなさいと説く。

また、この一文は、能力と意欲があるのに、
立身出世(高位の役職への仕官)を果たせない弟子たちの、
焦りと不安を諭(さと)す孔子の思いやりでもあったのかも。

 

 中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4)


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