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逆境を

 

船覆りてすなわち善く游ぐを見、
馬奔りてすなわちよく御するを見る

ー舟覆乃見善游、馬奔乃見良御ー     淮南子 巻十七 說林訓

今回は「淮南子」巻十七說林訓からの出典です。
(准南子:二十一巻。前漢の淮南王・劉安が幕下の学者に命じて、
各々の専門について講論させて作った書。)

 

{原文}
舟覆乃見善游、
馬奔乃見良御

 

{書き下し文}
船覆りてすなわち善く游ぐを見、
馬奔りてすなわちよく御するを見る

 

173

 

{意解}
「船がひっくり返った時に、
初めて泳ぎの達者な人間であるかどうかわかる。
馬が走り出した時に、初めて乗りこなす術を心得ているかどうかがわかる」

という意味だ。つまり
ピンチに陥った時に、初めてその人の真価が発揮される、というのである。

 馬が並足でかけているときは、馬術の心得のない者でも、
背中にしがみついていることはできるかもしれない。

だが、ちょっとスピードをあげれば、たちまち悲鳴を上げたり、
振り落とされてしまったりする。

 事業経営でも同じことである。
時に恵まれれば、凡庸な経営者でも、
それなりの成績を上げることができる。

 だが、それを自分の実力だと錯覚してはならない。
実力が試されるのは、ピンチに陥った時だ。
ピンチは必ず訪れる。

 そのピンチを乗り切ってこそ、
一人前の経営者と言える。

 普段から実力を養っておくことを忘れてはならない。

 

 中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4)


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