胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す|ナオンの言葉の散歩道182
12/09

胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す
ー胆欲大而心欲小ー 近思録
(近思録:十四巻。宋の朱熹・呂祖謙の共著。宋の学者、周廉渓・程明道・
程伊川の著書や語録の中から六百二十二条を選んだ、初学者用のテキスト。)
{原文}
胆欲大、而心欲小
{書き下し分}
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す
{意解}
胆力(肝っ玉)は大きく、心は小さく、大胆かつ細心(慎重)であれ、という。
う~ん、矛盾しているように思えるかもしれない。が
何事においても、この両面を持ち合わせていないと、
成し遂げることはできない。
どんな仕事にも山あり谷あり、善い時も、
そして悪い時にもめぐりあう。
そんなときに必要とされるのが、困難にも負けない精神力、
それが「大胆」ということ。
しかし、「大胆」であれといっても、無鉄砲では困る。
それではむしろ自滅の道をたどりかねない。
「大胆」であり、かつ繊細な調査、慎重な思考、
そして細心の配慮が必要である。
この二つの条件を身につければ、
大抵の事は成し遂げることは可能に思える。
*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。
私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
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