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知者のりょは必ず利害にまじ
ー知者之慮、必雑於利害ー   孫子
(孫子:一巻。春秋末期の呉の孫武の撰した兵法書。)

 

{原文}
智者之慮、必雑於利害、
雑於利而務可信也、
雑於害而患可解也。

 

{書き下し分}
知者の慮(りょ)は、必ず利害に雑(まじ)う
利をまじえて務め信なるべきなり、
害をまじえてかん解くべきなり。

知者之慮

{意解}
「知者」といわれる人は、良いこと(利)と悪いこと(害)の両面を
合わせて考えるからだという。

「孫子}のこの一文は、言えば、両面思考、トータル思考のすすめである。

「うまい話には落とし穴がある」このことばは誰でも知っている。
しかし、うまい話を聞かされると、ついつい飛びついてしまい、後に
しまったと後悔の念に駆られるのが一般的である。
之では確かに知者とは言い難い。

 「孫子」はつずけて「利害を追求するときは損失の面も考慮に入れる。
そうすれば、物事は順調に進展する。万一、損失をこうむった時には、
それによって受ける利益の面も考慮に入れる。そうすれば、
無用な心配をしないですむ」と。

こういう思考を身に着ければ、
つまらぬ失敗を少なくすることができるだろう。

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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