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事を処するには、心あるべからず
ー処事不可有心ー    宋名臣言行録 韓琦
(宋名臣言行録:二十四巻。前集十巻、後集十四巻は南宋の朱熹の撰。
続集八巻、別集二十六巻、外集十七巻は李幼武の補。宋代名臣の言行を集めたもの。)

 

{原文}
処事、不可有心。
有心則不自然。
不自然則擾。

 

{書き下し文}
事を処するには、心あるべからず。
心あればすなわち自然ならず。
自然ならざればすなわち擾(みだ)る。

* 擾(じょう|みだ-れる)

処事不可有心

{意解}
物事に対処するにあたっては、下心があってはうまくいかない。
下心があれば無理をする。
無理をすれば乱れてしまう。

 この場合の「心}は「下心」である。
宋代の名宰相の韓琦(かんき)という人物、かれが語った言葉である。

韓琦は、こんな事例をあげている。
太原地区は昔より射術が盛んで、その地区の長官がこれをうまく利用しようと謀り、
射術が上手な者達を軍に入れた上、彼らに角弓の使用を命じた。
 ところがこの地方は貧しいところで、木弓なかった。
それで、人々はわざわざ牛を売って角弓を用意しなければならず、
大騒ぎになってしまった。

 韓琦はこの事例を紹介した後、
「これ有心より出ずればなり」と語っている。
下心があれば、善い結果にはならないと言う事だろう。

中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4)

 

 

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