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勝に急して敗を忘るるなかれ
ー無急勝而忘敗ー    荀子 議兵篇
(荀子:二十巻。戦国時代末期の学者、荀況の書。荀況は孟子に次ぐ大儒。
孟子の性善説に対して、荀況は性悪説を唱えた。)

 

{原文}
無欲將而惡廢,
無急勝而忘敗,
無威内而輕外,
無見利而不顧其害,
凡慮事欲孰而用財欲泰
夫是之謂五權

 

{書き下し文}
將に欲して廢を惡するなかれ
勝に急して敗を忘るるなかれ
内に威して外を輕するなかれ
利に見して其害を不顧なかれ

孰の事欲も凡慮し、泰く財欲を用す、
是夫の五權と謂ふ。

無急勝而忘敗

{意解}
「荀子」の議兵篇に、将の心得五項目が記されている。
1.解任を恐れて地位に固執してはならない。
2.勝ちを焦り、負けた時のことも忘れてはならない。
3.内部での威光、信望を高めることに目を奪われ、外敵の存在を忘れてはならない。
4.勝っている点のみを見て、劣っている点を忘れてはならない。
5.いずれの計画、作戦も多面より考慮し、経費を惜しんではならない。

「勝ちに急して敗を忘るるなかれ」は、2番目の項目である。
もしもの時、負けた時のことも想定して、
その対応策も立てておくべきだと言っている。
退路の用意も考えておけば、
痛手も少なく食い止めることが出来ると言うものである。

 

中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4)

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