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こうぎょうつるは、おおくは虚円きょえんなり

ー健功立業者、多虚円之士ー  菜根譚 前集194項
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、
後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】

原文:
建功立業者、多虚円之士。
僨事失機者、必執拗之人。

書き下し文:
功を建て業を立つるは、多くは虚円の士なり。
事をやぶり機を失うは、必ず執拗の人なり。

 

意解:
事業を成功させ、功績を立てるのは、素直で機転のきく人物だ、と。
続けて「事を僨り機を失うは、必ず執拗の人なり」
事業を失敗させ、チャンスを逸するのは、
きまって強情で融通のきかない人物だと言っている。

「虚円」とは、既成の固定観念にとらわれず、
情勢の変化に柔軟に対応できる能力で、
危機管理能力に長けたタイプだと言える。

対し、「執拗」とは、自分の考えに固執する強情な性格ゆえ、
流動する情勢に柔軟に対応できない。
故に、明暗が分かれるのも明白である。

若いときは「虚円」でも、年をとると「執拗・強情」になる、
又、若いときは「執拗・強情」でも、年をとり、事上に在って磨かれ「虚円」になる。
如何なる時も、学ぶ謙虚な心が有れば変われるものである。

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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