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へいもちうるのがい猶予最大ゆうよさいだいなり

ー用兵之害猶予最大ー  呉子 治兵第三

【呉子:一巻。春秋戦国時代に著されたとされる兵法書。武経七書の一つ。
撰者は不明。「孫子」とならぶ兵法書】

原文:
用兵之害猶予最大
三軍之災生於孤疑。

書き下し文:
へいもちうるのがい猶予最大ゆうよさいだいなり、
三軍さんぐんわざわいは孤疑こぎしょうず。

*三軍:陸軍・海軍・空軍の総称。大軍。
*猶予:ゆうよ|ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。
*孤疑:こぎ|猜疑心さいぎしんをもつこと。

 

意解:
「猶予」とは、グズグズためらうこと、優柔不断である。
それが軍を率いる将帥にとっては、最大の欠点だと言っている。
戦場は命がけの場であり、一瞬の判断ミスが生と死を分けるのである。
ましてや、決断すべき時に、きちんと決断できないようでは、
兵に不安と猜疑心が生じてしまう。

これは、軍の将帥だけでなく、組織のリーダーについても、
同じことが当てはまる。
一般に誤りのない的確な決断を下すには、豊富な情報を必要とする。
片寄った情報に基づいていたのでは、誤った決断を下しやすい。

しかし、情報は多いほど善いというものでもない。
雑多な情報に振り回されていたのでは、
かえって誤った決断を下すことにもなりかねないのである。

そこで望まれるのが、どんなピンチにも動じない冷静な判断力であろう。
これがあってはじめて的確な決断が下せるのである。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
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沈琳 二胡 女人花

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