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水清みずきよければ大魚たいぎょなし

ー水清無大魚ー  後漢書 班梁列傳

【後漢書:百二十巻。本紀十巻、列伝八十巻は、南北朝時代、南朝宋の氾嘩の撰で、
志三十巻は晋の司馬彪の続漢書から取っている】

原文:
水清無大魚、
察政不得下和。

書き下し文:
水清みずきよければ大魚たいぎょなし、
察政さつせいは下の和を得られず。

察政さつせい:厳しい政事

 

意解:
「水清ければ魚棲まず」という。
むかしから中国では、たとえば「水いたって清ければ則ち魚なし」
とか「水清ければ大魚なし」など同じようなことばがことわざのように使われていたらしい。

後漢の時代に、西域の経略に活躍した班超はんちょうという人物がいる。
この人が任を終えて帰国したとき、後任者から西域経営の心構えを問われて、
こう語ったという。
「なにぶんにも西域は異民族の地、これを帰服させるのは容易なことではない。
見たところ、君の性格はきびしすぎる。水清ければ大魚なし、というではないか。
あまりにも厳しい態度で臨めば、地元の人々の支持を失ってしまう。
それゆえ、できるだけ寛容な態度で臨み、小過しょうか(わずかな過失)は許して大綱たいこう(物事の基本)だけを押さえるようにつとめるがよい」

細かいことで目くじらを立てるようでは、人々の支持は得られない。
これは、人間関係、組織管理に共通する鉄則である。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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沈琳 二胡 女人花

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