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欹器(いき)は満(みつる)を以(も)って覆(くつがえ)る

ー欹器以満覆ー   菜根譚
(菜根譚:二巻。明の洪自誠の編。前集と後集からなり、前集では人と交わり、
事を治め、変に応ずる道を説き、後集では退静閑居の楽しみを論じている。)

 

{原文}
欹器以満覆

{書き下し文}
欹器(いき)は満(みつる)を以(も)って覆(くつがえ)る

 

 

iki

 

{意解}
「欹器」別名「宥坐(ゆうざ)の器」とも呼ばれている。
水を入れる器のことで、空のときは傾き、
半分ほど水を入れると真っ直ぐたち、
満杯にするとひっくり返るという。

「荀子」の宥坐篇に
 あるとき、孔子が魯の国の宗廟を参観した際、
「欹器」に目をとめ、ためしに、
弟子に水を注がせると、、

満杯になった途端に、ひっくり返った。
孔子はそれを見て
「あぁ!いずくんぞ満ちて覆らざるものあらんや」
と、嘆き憤ったといわれる。

 満ち足りた境遇にある者を
戒めた言葉に他ならない。

この言葉に続いて
「君子も亦、満ち足りた状態を求めてはならない」
と、「菜根譚」は警鐘している。

満ち足りた状態にあれば、
人は誰でも自己啓発に欠け、
進歩が止まってしまうからだろう。

 

中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4)

[決定版]菜根譚


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