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心を養うは寡欲(かよく)より善きはなし

ー養心莫善於寡欲ー   孟子 性善説
(孟子(もうし):七編。戦国中期の儒家孟可(もうか)の言行や学説を編集したもの。
性善説や王道論は有名。四書の一つ。)

 

{原文}
養心莫善於寡欲

 

{書き下し文}
心を養うは寡欲(かよく)より善きはなし

 

 

{意解} 
孟子の思想である「性善説」である。  
孟子は、人間は本来 善であり、
この善なる本性は誰にでも備わっており、
高官だろうと庶民であろうと、 等しく変わりがない。が、
人間の本性は善ではあるが
現実の人間が善であるとは限らない。

 善なる性を全面的に開花させるためには、
人格完成のための「修養」を必要とする。
この修養によって人格を完成させた者だけが
人の上に立つ資格がある、と主張する。  

それには、まず自分の心を正すことが必要であり、
それへの近道が「寡欲」だという。  

 心を正しくまっすぐに育てるためには、
欲望を少なくするのが一番良い、
欲望の少ない人で、 良心のない人はわずかである。
欲望の多い人で、 良心のある人はわずかである。  

 「人間の本性は善である」

 

中国古典一日一言 (PHP文庫 モ 1-4)

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