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礼儀の始めは、容体を正し、顏色を斉え、辞令を順にするに在り|中国古典 名言に学ぶ

第二章 礼儀れいぎの始はじめは、容体ようたいを正ただし、顏色がんしょくを斉ととのえ、辞令じれいを順じゅんにするに在あり ー礼儀之始、在於正容体、斉顔色、順辞令ー   礼記 (礼記:四十四篇。周末秦漢時代の礼に関する理論及び実際を記録編集したもの。 前漢の戴聖によって伝えられた。「小戴礼」又は「戴記」といわれる。五経の一つ) {原文} 礼儀之始、 在於正容体、 斉顔色、 順辞令。 {書き下し文} 礼儀れいぎの始はじめは、 容体ようたいを正ただし、 顏色がんしょくを斉ととのえ、 辞令じれいを順じゅんにするに在あり。 {意解} 「礼記」は 「およそ人の人たる所以ゆえんのものは礼儀れいぎなり」 と言って、表題のことばを揚げている。 *「礼記」は 前漢の戴聖たいせいによって伝えられたもので、 周、秦漢時代の礼に関する理論及び実際を記録編集したもの。 「人としての基本」を根幹としている。   礼儀の基本は ⼀、姿勢や態度を正す ⼀、顔⾊を整える ⼀、言葉使いに気を付ける の三つだという。  好感の持たれる態度や表情、笑顔に加えて、正しい言葉遣いができれば、 かなりいい人間関係が築けるだろう。 しかし、 現実にはこの三つが、 なかなか上手に機能していない気がする。  その理由に、 振り返れば、 マナーの基本をしっかりと教えられた経験はなく、 どちらかと言えば、 見よう見まねで 覚えてきた要素が多いからだと感じる。 挨拶の仕方もそうで、 「立ってする挨拶」「座ってする時の挨拶」等の基本を、 正しく理解している人は意外に少ないのではなかろうか?  礼の初めがこの調子なので、「箸はしや椀わん」の扱い方、 冠婚葬祭かんこんそうさい、年中行事、人付き合い等のマナーもバラバラで、 必要を感じて本やネットで調べる有様である。  職場や家族や地域の人間関係がおもわしくないと思ったら、 「礼儀の基本」を再認識したほうが良いのかもしれない。 備考: *礼に始まり礼に終わる世界 * 剣道には、礼儀以外にも厳しい練習も必須ですので、 忍耐力や精神力、上下関係などの精神面も鍛えられ、 体力はつくし、身の構えからか背筋が伸び姿勢もよく、 こんなに素晴らしい習い事は少ないと思います。 また、素振りをしていて肩こりなど有り得ない。 *参考資料:「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、 自分なりに追記や解釈して掲載しています。 私たちは、日々、何をするにしても 大なり小なり、決断(選択)をしている その折々に思い出し、 より善い選択(決断)ができるように 貴方も私も 在りたいですね。

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