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細人の人を愛するや、姑息を以ってす|中国古典 名言に学ぶ

第七章 細人さいじんの人ひとを愛あいするや、姑息こそくを以もってす ー細人之愛人也以姑息ー  礼記 【礼記:四十四篇。周末秦漢時代の礼に関する理論及び実際を記録編集したもの。 前漢の戴聖によって伝えられた。「小戴礼」又は「戴記」といわれる。五経の一つ】 原文: 君子之愛人也以德、 細人之愛人也以姑息。 書き下し文: 君子の人を愛するや徳とくを以もってし、 細人の人を愛するや姑息こそくを以もってす。 意解: 「君子の人を愛するや徳とくを以もってす」とは 相手のために何でもしてあげたいと云う心からの言動、 見返りを求めない「無償むしょうの愛」ということだろう。 「細人の人を愛するや姑息こそくを以もってす」は 「細人」は小人と同じ意で、つまらぬ人間の意。 その場しのぎで、何らかの見返りを求める 薄っぺらな愛ということだろう。 意図的いとてきに飾られた愛がなんと多いことか・・・ しかし、人の心は「仁じん」も持ち合わせている。 「意図的いとてきに飾られた愛」が「無償むしょうの愛」と昇華しょうかする事も 多いと願う。 *参考資料:「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、 自分なりに追記や解釈して掲載しています。 私たちは、日々、何をするにしても 大なり小なり、決断(選択)をしている その折々に思い出し、 より善い選択(決断)ができるように 貴方も私も 在りたいですね。

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