兼愛・非攻

第三章 社会を考える

無用の費えを去るは、聖王の道にして天下の大利なり|墨子 節用|

無用の費えを去るは、聖王の道にして天下の大利なり|墨子 節用|墨子は、兼愛、非攻を主張した思想家として知られている。が、もう一つの顔は、節倹を主張し、無用な出費に反対した点にある。それが個人の利益と同時に、国の利益にも合致するという。