信言は美ならず、美言は信ならず|信言不美、美言不信|老子|

第七章 人と接するための心得

信言は美ならず、美言は信ならず

 

第七章 人と接するための心得

 

信言しんげんならず、美言びげんしんならず

ー信言不美、美言不信ー     老子 第八十一章
(老子:二巻八十一章。人為、虚飾を去って、無為自然であるべきことを説いている一名「道徳経」)

{書き下し文}

信言しんげんならず、美言びげんしんならず。
ぜんなるものべんぜず、べんずるものぜんならず。
知る者はひろからず、博き者は知らず。
聖人せいじんまず、ことごとくをもっひとためにしておのれいよいより、
ことごとくをもっひとあたえておのれいよいよおおし。
てんみちは、してがいせず。
聖人せいじんみちは、してあらそわず。

信言は美ならず、美言は信ならず