大弁は訥なるが如し|老子 45章|意味|喋り過ぎの害
第四章 着実に生きる
大弁は訥なるが如し
ー大弁如訥ー 老子 45章
(老子:二巻八十一章。道家の祖。老耽の撰と伝えられるが、老耽が実在したか否かは明らかではない。人為、虚飾を去って、無為自然であるべきことを説いている。別名「道徳経」)
{書き下し文}
大成は欠くるが若く、その用は弊れず。
大盈は沖しきが若く、その用は窮まらず。
大直は屈するが若く、大功は拙なきが若く。
大弁は訥なるが若し。
躁は寒に勝ち、静は熱に勝つ。
清静は天下の正たり。