千丈の堤も螻蟻の穴を以って潰ゆ|千丈之堤以螻蟻之穴潰|韓非子|

第六章 成功の心得

千丈の堤も螻蟻の穴を以って潰ゆ

第六章 成功の心得

 

千丈せんじょうつつみ螻蟻ろうぎあなってつい

ー千丈之堤以螻蟻之穴潰ー    韓非子 喻老
{韓非子:二十五巻五十五篇。戦国時代の韓非の撰。
先秦時代の法家の学を集大成し、それに韓非の考えを加えたもの。はじめ「韓子」と称したが、宋以後、唐の韓愈と区別するため「非」の字を加えたもの。}

{書き下し文}

千丈せんじょうつつみも、
螻蟻ろうぎあなもっついゆ。
百尺ひゃくしゃくむろも、
突隙トツゲキえんからく。

千丈の堤も螻蟻の穴を以って潰ゆ