聖人の治は、民に蔵して府庫に蔵せず|韓非子 十過|

第八章 リーダーの心得

聖人の治は、民に蔵して府庫に蔵せず

第八章 リーダーの心得

 

聖人せいじんは、たみぞうして府庫ふこぞうせず

ー聖人之治、蔵於民不蔵於府庫ー  韓非子 十過じっか
【韓非子:二十五巻五十五篇。戦国時代の韓非の撰。先秦時代の法家の学を集大成し、それに韓非の考えを加えたもの。はじめ「韓子」と称したが、宋以後、唐の韓愈と区別するため「非」の字を加えたもの】

書き下し文:

聖人せいじんは、
たみぞうして府庫ふこぞうせず。

府庫ふこ:財物・文書などを入れておく蔵。

聖人の治は、民に蔵して府庫に蔵せず