人生百年、昼夜おのおの分ばなり|人生百年、昼夜各分|列子|

第一章 大きく生きる

人生百年、昼夜おのおの分ばなり

第一章 大きく生きる

 


人生百年、昼夜おのおのなかばなり

ー人生百年、昼夜各分ー   列子
(列子:八巻。戦国初期の鄭のひと列御冠の撰とされているが、偽作説もあり。別名「沖虚真経」)

{書き下し文}

役夫曰く、
「人生百年、昼夜おのおのなかばなり。
吾、昼は僕虜ぼくりょとなり、苦はすなわち苦なり。
夜は人君じんくんとなり、その楽しみならびなし。
何のうらむところあらんや」

僕虜ぼくりょ:下僕
人君じんくん:君主

人生百年、昼夜おのおの分ばなり