衣食足りて礼節を知る|衣食足則知礼節|管子 牧民|

第八章 リーダーの心得

衣食足りて礼節を知る

第八章 リーダーの心得

 

衣食足いしょくたりて礼節れいせつ

ー衣食足則知礼節ー  管子 牧民
【菅子:二十四巻。春秋時代の前期、斉の桓公に仕えた宰相管仲とその門下の撰。政治の大本は富民で、立法や布教はそれに次ぐということを説いている】

書き下し文:

およそ地を有し民をぼくする者、
務め四時しいじに在り、守り倉廩そうりんに在り。
国に財多ければ、則ち遠き者来たり。
辟挙へききょすれば、則ち民 留処りゅうしょす。
倉廩ちて、すなわ礼節れいせつり。
衣食いしょくりて、すなわ栄辱えいじょくる。

倉廩そうりん:米ぐらや穀物ぐら

衣食足りて礼節を知る