大禹は聖人にして乃ち寸陰を惜しめり、衆人に至ってはまさに分陰を惜しむべし|十八史略|

第八章 リーダーの心得

大禹は聖人にして乃ち寸陰を惜しめり、衆人に至ってはまさに分陰を惜しむべし

第八章 リーダーの心得

 

大禹たいう聖人せいじんにしてすなわ寸陰すんいんしめり、
衆人しゅうじんはまさに分陰ふんいんしむべし

ー大禹聖人乃惜寸陰、至於衆人当惜分陰ー  十八史略 晋書
【十八史略:七巻。元の曾先之の撰。十八史略とは、十八史の要略の意で、
太古から南宋までの四千年間の史実を簡略に記し、初学者の課本に供したもの。】

書き下し文:

大禹たいう聖人せいじんにして、
すなわ寸陰すんいんしめり。
衆人しゅうじんに至っては、
まさに分陰ふんいんしむべし。

*至於:~に至っては

大禹は聖人にして乃ち寸陰を惜しめり、衆人に至ってはまさに分陰を惜しむべし