心を観じ道を証するは、此の三者に如くは無し|菜根譚 前集 87項

第二章 自己を高める

心を観じ道を証するは、此の三者に如くは無し

 

第二章 自己を高める

 

こころかんみちしょうするは、三者さんしゃくは

ー観心証道、無如此三者ー  菜根譚 前集 87項
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】

書き下し文:

静中せいちゅう念慮澄徹ねんりょちょうてつなれば、こころ真体しんたいる。
閑中かんちゅう気象従容きしょうしょうようなれば、こころ真機しんきる。
淡中たんちゅう意趣冲夷いしゅちゅういなれば、こころ真味しんみ
こころかんみちしょうするは、三者さんしゃくはし。

心を観じ道を証するは、此の三者に如くは無し