学びて然る後に足らざるを知り、教えて然る後に困しむを知る|礼記|

第二章 自己を高める

学びて然る後に足らざるを知り、教えて然る後に困しむを知る

第二章 自己を高める

 


まなびてしかのちらざるをり、おしえてしかのちくるしむを

ー学然後知不足、教然後知困ー   礼記 学記
(礼記:四十四篇。周末秦漢時代の礼に関する理論及び実際を記録編集したもの。前漢の戴聖によって伝えられた。「小戴礼」又は「戴記」ともいわれる。五経の一つ)

{書き下し文}


嘉肴かこうりといえども
しょくざればそのうまさを知らざるなり。
至道しどうりといえども
がくざればそのぜんらざるなり。
ゆえまなびて然後しかるのちらざるを知り、
教えて然後しかるのちくるしむを知る。

学びて然る後に足らざるを知り、教えて然る後に困しむを知る