善く問いを待つ者は鐘を撞くが如し|善待問者如撞鐘|礼記|
第三章 社会を考える
善く問いを待つ者は鐘を撞くが如し
ー善待問者如撞鐘ー 礼記
(礼記:四十四篇。周末秦漢時代の礼に関する理論及び実際を記録編集したもの。前漢の戴聖によって伝えられた。「小戴礼」又は「戴記」といわれる。五経の一つ)
{書き下し文}
善く問いを待つ者は鐘を撞くが如く、
これを叩くに小を以てする者は小鳴し、
これを叩くに大を以てする者は大鳴す。
その従容を待ちて、然る後にその声を尽くす。
問に答うるに不善なる者はこれに反す。