民、信なくんば立たず|民無信不立|論語 顔淵第十二|
第三章 社会を考える
民、信なくんば立たず
ー民無信不立ー 論語 顔淵第十二
(論語:十巻二十編。孔子や孔子の門弟の言行を記したもの。
儒家の聖典とされている。四書の一つ)
{書き下し文}
子貢、政を問う。
子日く、食を足し、兵を足し、
民之を信にす。
子貢日く、必ず已むを得ずして去らば、
斯の三者に於て何をか先にせん。
子日く、兵を去らん。
子貢日く、必ず已むを得ずして去らば、
斯の二者に於て何れをか先にせん。
子日く、食を去らん。
古自り皆死有り、民信無くんば立たず。