年五十にして四十九年の非を知る|年五⼗⽽知四⼗九年⾮|淮南⼦|
第⼆章 自己を高める
年五十にして四十九年の非を知る
ー年五⼗⽽知四⼗九年⾮ー 淮南⼦ 原道訓
(淮南⼦|⼆⼗⼀巻。前漢の淮南王劉安が幕下の学者に命じて、
おのおのの専⾨について講論させて作った書。)
{書き下し⽂}
凡そ人の中壽は七十歳、
然り而して趨舎指湊、
日よりして以て月となれば悔み、以て死に至る。
故に蘧伯玉は年五十にして、
四十九年の非を知る。
*趨舎指湊:出処進退。
*蘧伯玉:衛の⼤夫。