久安を恃むことなかれ、初難を憚ることなかれ|菜根譚 前集|

第四章 着実に生きる

久安を恃むことなかれ、初難を憚ることなかれ50,96

第四章 着実に生きる

 

久安きゅうあんたのむことなかれ、初難しょなんはばかることなかれ

ー毋恃久安、毋憚初難ー  菜根譚 前集202項
(菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている

{書き下し文}

払意ふついうれうることなかれ、
快心かいしんを喜ぶことなかれ。
久安きゅうあんたのむことなかれ、
初難しょなんはばかることなかれ。

久安きゅうあん:長く続いた幸せな状態
初難しょなん:最初にぶつかった困難

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