久安を恃むことなかれ、初難を憚ることなかれ|菜根譚 前集|
第四章 着実に生きる
久安を恃むことなかれ、初難を憚ることなかれ
ー毋恃久安、毋憚初難ー 菜根譚 前集202項
(菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている
{書き下し文}
払意を憂うることなかれ、
快心を喜ぶことなかれ。
久安を恃むことなかれ、
初難を憚ることなかれ。
*久安:長く続いた幸せな状態
*初難:最初にぶつかった困難