熱鬧の中に一冷眼を着くれば、便ち許多の苦心思を省く|菜根譚|

第四章 着実に生きる

熱鬧の中に一冷眼を着くれば、便ち許多の苦心思を省く

第四章 着実に生きる

 

熱鬧ねっとうの中に一冷眼いちれいがんくれば、便すなわ許多きょた苦心思くしんしはぶ

ー熱鬧中着一冷眼、便省許多苦心思ー  菜根譚 後集第五十八項
(菜根譚:明の洪自誠の編。前集222項、人と交わり、事治、変に対応する道を説き、後集135項、退静閑居の楽しみを論じる)

{書き下し文}

熱閙ねつとうなか一冷眼いちれいがんくれば、
便すなわ許多きょた苦心思くしんしはぶく。
冷落れいらくところ一熱心いつねっしんそんせば、
便ち許多のしん趣味しゅみる。

熱鬧の中に一冷眼を着くれば、便ち許多の苦心思を省く