已むべからざるに於いて已むる者は、已まざる所なし|孟子|

第五章 逆境を乗り越えるための心得

已むべからざるに於いて已むる者は、已まざる所なし

第五章 逆境を乗り越えるための心得

 

むべからざるにいてむるものは、
まざるところなし

ー於不可已而已者、無所不已ー  孟子 盡心章句上 四十四
(孟子:七篇。戦国中期の儒家孟軻もうかの言行や学説を編集したもの。性善説・四端説・天命説・王道説・仁義は有名。四書の一つ)

{書き下し文}

孟子いわく、
むべからざるにいてむる者は、
まざるところなし。
厚くすべき者にいて薄くするは、
薄くせざるところなし。
其の進むことはやき者は其の退しりぞくことすみやかなり。

已むべからざるに於いて已むる者は、已まざる所なし