事予めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す|中庸 第二十章|

第六章 成功の心得
事予めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す
ー凡事,豫則立,不豫則廃ー 中庸 第二十章
【「礼記」中の一篇であったが、宋代以後、単行本として独立し、
朱熹がこれを四書の一つとしたことから、特に広く読まれるようになった。】
原文:
凡事,豫則立,不豫則廃。
言前定,則不跲。
事前定,則不困。
行前定,則不疚。
道前定,則不穷。
書き下し文:
凡そ事予めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す。
言前に定まれば則ち躓かず。
事前に定まれば則ち困しまず。
行う前に定まれば則ち疚しからず。
道前に定まれば則ち窮まらず。

意解:
何事も、十分な準備をして取り掛かれば成功し、それを怠れば失敗する。
発言する前に、十分に考え抜いてから発言すれば、つまずくことはない。
事を始める前に、十分に計画を練り上げてかかれば、苦しむことはない。
行動を起こす前に、予定をしっかり定めておけば、しくじることはない。
歩き出す前に、日程をきちんと定めておけば、途中でへたばることはない。
成功と失敗の鍵となるのは、色々あるが、
先ずは準備のいかんにかかっていると言っていいだろう。
物質的にも精神的にも、十分な準備をした上(準備万端)で、
事を始めたいものである。
論語 衛霊公 第十五 十一にも「遠慮なければ、必ず近憂あり」とある。
ここでの「遠慮」は気兼ねではなく、遠きを慮るである。
ゆえに「遠い先のところまで見通して対策を考えておかないと、
近いところで迷いや誘惑に足をすくわれることになる」の訳になる。
孔子ならずとも、誰でも気づき口にしそうな言葉であるが、いざ、
その場面に遭うと、気づき実行することは、難しく思える。
*参考資料:「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。
私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。
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