善く人を用うる者はこれが下となる|善用人者為之下|老子|
第八章 リーダーの心得
善く人を用うる者はこれが下となる
ー善用人者為之下ー 老子 第六十八章
【老子:二巻八十一章。道家の祖。老耽の撰と伝えられるが、老耽が実在したか否かは明らかではない。人為、虚飾を去って、無為自然であるべきことを説いている。別名「道徳経」】
書き下し文:
善く士たる者は武ならず。善く戦う者は怒らず。
善く敵に勝つ者は與せず。善く人を用うる者はこれが下と為る。
これを不争の徳と謂い、これを人の力を用うと謂い、
これを天に配すと謂う。古えの極なり。