忌めば則ち怨み多し|忌則多怨|春秋左氏伝 僖公九年|
第八章 リーダーの心得
忌めば則ち怨み多し
ー忌則多怨ー 春秋左氏伝 僖公九年
【左伝:三十巻。「春秋左氏伝」の略。魯の左丘明の撰と伝えられている。
「春秋」の注釈書で「左氏伝」ともいう。十三経の一つ】
書き下し文:
公曰く、忌めば則ち怨み多し、
又焉んぞ能く克たん、是れ吾が利なり。と
其の言忌むこと多しと雖も、適に以て自ら害するに足れり。
人に勝つこと能わず。秦伯其の還って己を害せんことを慮る。
故に曰く、是れ吾が利なり、と。