前車の覆るは後車の戒め|中国古典 名言に学ぶ

Pocket
Facebook にシェア
このエントリーを Google ブックマーク に追加


 

第二章


前車ぜんしゃくつがえるは後車こうしゃいまし

ー前車覆、後車誡ー   漢書 賈誼伝
(漢書:百二十巻。前漢の歴史を記録した正史。
後漢の班彪と、その子班固、班昭の撰。)

{原文}
前車覆、
後車誡。

{書き下し文}
前車ぜんしゃくつがえるは
後車こうしゃいましめ。

 

{意解}  
前人の失敗は記憶に新しいだけに
これに勝る教訓はない。  

 漢代の学者、賈誼かぎが文帝に献上した文章に
鄙諺ひげんいわく」として
この一文が引用されている。  

 意味は明瞭めいりょうで、前車がくつがえるを見たら、
その二の舞をしないように気をつけなさいということだ。  
ここでの「前車」は、漢代の前の秦である。

 しん始皇帝しこうていの強権政治が破綻はたんして
わずかに二代で滅びる。  
この秦の失政に学び、 漢の文帝は、
自ら節倹せつけんむねとして 政治に当たり、
結果、名君とうたわれ 素晴らしい実績を上げる。

 同様に、唐の太宗が名君と称されるのも
すぐ前の随の煬帝の失敗を後事の師として
同じ失敗を繰り返さないように 心に戒め、
政治に取り組んだからだともいわれる。

自分や周りの出来事の失敗を教訓に
自分を磨けと教えてくれている。

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。

 

ナオン について

美容業界での長年のマネージメント能力を活かし、 人生の選択時により善い選択(決断)の一助になればと、 中国古典の「意解」に取り組んでます。 古希を目前にして振り返れば、 その折々により善い選択(決断)が出来なかった事、 心ならずも人の心を傷つけてしまった事に、 後悔の思いは数知れず、走馬灯のように過ります。 私のように後悔先に立たずという思いは 読者には少しでも避けてほしいとの思いで ”中国古典 名言に学ぶ 総集編”を作成しました。
カテゴリー: 自己を高める タグ: , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください