縦欲の病は医すべし、而して執理の病は医し難し|菜根譚|

第二章 自己を高める

縦欲の病は医すべし、而して執理の病は医し難し

 第⼆章 自己を高める

 

縦欲しょうよくやまいいやすべし、しかして執理しゅうりやまいいやがた

ー縦欲之病可医、⽽執理之病難医ー   菜根譚
(菜根譚:明の洪⾃誠編。前集222条では⼈との交わり、
事治、対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている)


{書き下し⽂}

縦欲しょうよくやまいいやすべくして、
しかして執理しつりやまいいやがたし。
事物じぶつさわりのぞくべくも、
しかして義理ぎりさわりのぞがたし。

縦欲の病は医すべし、而して執理の病は医し難し