天を怨みず、人を尤めず|不怨天、不尤人|論語 憲問第十四|

第五章 逆境を乗り越えるための心得

天を怨みず、人を尤めず

第五章 逆境を乗り越えるための心得

 

天をうらみず、人をとがめず

ー不怨天、不尤人ー     論語 憲問第十四
(論語:十巻二十編。孔子や孔子の門弟の言行を記したもの。
儒家の聖典とされている。四書の一つ。)

{書き下し文}

のたまわく、われることきかな。
子貢わく、何為なにすれぞを知ることからんや。
のたまわく、天をうらみず、人をとがめず、
下学かがくして上達じょうたつす。我を知る者は其れてんか。

下学かがく:初歩的で卑近なことを学ぶこと。
上達じょうたつ:高遠な道理に通じること。

天を怨みず、人を尤めず