虎穴にいらずんば、虎子を得ず|不入虎穴、不得虎子|後漢書 班超伝
第六章 成功の心得
虎穴にいらずんば、虎子を得ず
ー不入虎穴、不得虎子ー 後漢書 班超伝
(後漢書:百二十巻。本紀十巻、列伝八十巻は、南北朝時代、南朝宋の氾嘩の撰で、志三十巻は晋の司馬彪の続漢書から取っている。)
{書き下し分}
超曰く、
「虎穴にいらずんば、虎子を得ず。
当今の計、
獨だ夜に因りて火を以て虜を攻むることあるのみ、
彼をして我が多少なるを知らざらしむれば、
必ず大いに震怖し、殄盡すべし。
この虜を滅すれば即ち鄯善破膽し、
成事をなす功ならん。」
*震怖:ふるえおそれること