変に処しては、まさに百忍を堅くして、以て成るを図るべし|菜根譚|

第七章 人と接するための心得

変に処しては、まさに百忍を堅くして、以て成るを図るべし50,96

第七章 人と接するための心得

 

へんしょしては、まさに百忍ひゃくにんかたくして、もっるをはかるべし

ー処変当堅百忍以図成ー  菜根譚 前集百十八
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】

書き下し文:

衰颯すいさつ景象けいしょうは、すなわ盛満せいまんなかり。
発生はっせい機緘きかんは、すなわ零落れいらくうちり。
ゆえ君子くんしは、
やすきにりては、よろしく一心いっしんりてもっうれいおもんばかるべく、
へんしょしては、まさに百忍ひゃくにんかたくして、もっるをはかるべし。

変に処しては、まさに百忍を堅くして、以て成るを図るべし50,96