太上は下これあるを知る|太上下知有之|老子 第十七章|
第八章 リーダーの心得
太上は下これあるを知る
ー太上下知有之ー 老子 第十七章
【老子:二巻八十一章。道家の祖。老耽の撰と伝えられるが、老耽が実在したか否かは明らかではない。人為、虚飾を去って、無為自然であるべきことを説いている。別名「道徳経」】
書き下し文:
太上は下これあるを知る。
その次は親しみてこれを誉む。
その次はこれを畏る。
その次はこれを侮る。
信足らざれば、焉ち信ざられざること有り。
悠としてそれ言を貴くすれば、功は成り事は遂げられて、
百姓は皆「我自ら然り」と謂う。