言は行を顧み、行は言を顧む|言顧行、行顧言|中庸 第十三章|
第二章 自己を高める
言は行を顧み、行は言を顧む
ー言顧行、行顧言ー 中庸 第十三章
(中庸:もと「礼記」中の一篇であったが、後に四書の一つに数えられた。孔子の孫の子思の撰と伝えられている。)
{書き下し文}
庸徳をこれ行い、庸言をこれ謹み、
足らざる所あれば、敢えて勉めずんばあらず。
余りあれば敢えて尽くさず。
言は行を顧み、行は言を顧む。
君子胡ぞ造造爾たらざらん。
*庸徳:平凡な日常の徳
*庸言:日頃の発言