君子は必ずその独りを慎む|君子必慎其独也|大学 伝六章|

第四章 着実に生きる

君子は必ずその独りを慎む

第四章 着実に生きる

 

君子はかならずそのひとりをつつし

ー君子必慎其独也ー  大学 伝六章
(大学:一巻。もと「礼記」中の一篇であったが、宋代以降、単行本として独立し、朱熹がこれを四書の一としたことから、特に広く読まれるようになった。)

{書き下し文}

所謂いわゆるそのまことにするとは、みずかあざむなきなり。
悪臭あくしゅうにくむがごとく、好色こうしょくこのむがごとし。
これをこれ自らこころよくすとう。
ゆえに君子はかならずそのひとりをつつしむなり。

君子は必ずその独りを慎む