山を為ること九仞、功を一簣に虧く|為山九仞、功虧一簣|書経 旅獒

第六章 成功の心得

山を為ること九仞、功を一簣に虧く

第六章 成功の心得

 

山をつくること九仞きゅうじんこう一簣いっき

ー為山九仞、功虧一簣ー    書経 旅獒
(書経:二十巻。「尚書」のこと。五経の一つ。堯、舜の伝説時代から夏、殷を経て、周代に至る間の政治に関する記録。初めは単に「書」といったが、宋代になって「書経」と呼ばれるようになった。)

{書き下し文}

嗚呼ああ夙夜しゅくやつとめざるかれ。
細行さいこうつつしまざれば、つい大徳だいとくわずらわす。
山をつくること九仞きゅうじんこう一簣いっきく。

夙夜しゅくや:朝早くから夜遅くまで

山を為ること九仞、功を一簣に虧く