人の悪を攻むるには、太だ厳なることなかれ|菜根譚 前集 23|
第七章 人と接するための心得
人の悪を攻むるには、太だ厳なることなかれ
ー攻人之悪、毋太厳ー 菜根譚 前集 23
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、
対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】
書き下し文:
人の悪を攻むるには、太だ厳なることなかれ、
その受くるに堪えんことを思うを要す。
人を教うるに善を以ってするは、高きに過ぐるなかれ、
当にそれをして従うべからしむべし。