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苟に日に新たに、日日に新たに、また日に新たに|大学 伝二章|

苟に日に新たに、日日に新たに、また日に新たに50,96 第二章 自己を高める
苟に日に新たに、日日に新たに、また日に新たに50,96

 

第二章 自己を高める

 

まことに日に新たに、日日に新たに、また日に新たに

ー苟日新、日日新、又日新ー   大学 伝二章
(大学:一巻。もと「礼記」中の一篇であったが、宋代以降、単行本として独立し、朱熹がこれを四書の一としたことから、特に広く読まれるようになった。)




{原文}


湯之盤銘曰、
苟日新、日日新、又日新。




{書き下し文}


とうばんめいわく、

まことあらたに、日日ひびあらたに、またあらたなり」と。

苟に日に新たに、日日に新たに、また日に新たに50,96

苟に日に新たに、日日に新たに、また日に新たに50,96




{意解}

 
 いんの時代の湯王とうおうという明君は、洗面器せんめんきにこの一文を刻み込み
修身しゅうしん」の決意を
日々新たにしたといわれる。
日本では土光敏夫氏が この言葉をモットーにして

徳を磨き「行革」に努めたと聞く。「大学」という本は、
文字数の少ない「孫子の兵法」の三分の一の、
わずか千七百五十三字の小冊子である。   

その内容は「修身、斉家、平天下」を説いたもので
その内の「修身」の中に出てくる一文。
自分を鍛えようとする自覚的な努力を促する”自己啓発のすすめ”の言葉である。   

 修身、修養とかの言葉を聞くとまゆをひそめる人も少なくないが 、
日に新たに、日日に新たに 続けることが進歩につながると確信する。

修身しゅうしん:自分の行いを正しくするようにつとめること
ばん:洗面器
めい:彫りこまれている言葉
とう湯王とうおう

「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。