天地の気 、暖なれば生じ 、寒なれば殺す|菜根譚 前集 72項|

第二章 自己を高める

天地の気 、暖なれば生じ 、寒なれば殺す

第二章 自己を高める

 

天地てんちだんなればすなわしょうじ 、かんなればすなわさい

ー天地之気、暖則生、寒則殺ー  菜根譚 前集 72項
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】

書き下し文:


天地てんちだんなればすなわしょうじ 、かんなればすなわさいす。
ゆえ性気せいき清冷せいれいなるものは、受享じゅきょう凉薄りょうはくなり。
だ、和気熱心わきねつしんの人のみ、ふくあつく、
そのたくながし。

天地の気 、暖なれば生じ 、寒なれば殺す