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しゃくじつ


人はそのちょうずるところせざるはすくな

 

ー人者、寡不死其所長ー    墨子 親士
(墨子:十五巻。墨擢とその学派の学説を記したもの。墨擢の撰といわれているが、
その門人の撰であると現在では考えられている。)

 

{原文}
今有五錐、此其銛、銛者必先挫。
有五刀,此其錯,錯者必先靡。
是以甘井先竭、招木先伐、
霊亀先灼、神蛇先暴。
是故比干之殪、其抗也。
猛賁之殺、其勇也。
西施之沈、其美也。
呉起之裂、其事也。
故彼人者、寡不死其所長。
故曰、太盛難守也。

 

{意解}  
人間はその長所が災いして、かえって死を早めることが多いのだという。
これもまた一面の真理である。  

ここに五本のきりるとして、一番最初にくじけてしまうのは一番鋭利えいりなものである。
五本の刀では切っ先の鋭いものが先にれてしまう。  

おいしい水がく井戸が先にきてしまい、立派な木は先に切り倒され、
霊亀れいきは先に焼かれ、神蛇かんじゃは先にあばかれてしまう。  
これは丁度、比干ひかん紂王ちゅうおうに殺されたのは、不義にこうして義を貫こうとしたからだ。
猛賁もうほんはその武勇によって殺され、
西施せいしはその美しさのあまり河に沈められ、
呉起ごきはその手腕をうとまれて車裂の刑を受けたことと同じである。
人間は、その長所がわざわいして、かえって死を早めることが多い。
ゆえに、大いに盛んなるものを守るのは難しいと言う。  
 
 能力に恵まれたからといって、
必ずしも喜んでばかりはいられないということかもしれない。
 
 
げつ :きる 
招木まねき :人や虫を招き寄せるほどの立派な木と訳した
霊亀れいき :立派な亀 古代、亀の甲羅は焼いてその割れ目を利用した占いに用いられた
神蛇かんじゃ :霊的な力を秘めた蛇で、雨を呼ぶとされた
えい  :倒れる 殺す
猛賁もうほん :秦の武王に仕えた有名な大力の勇士。
西施せいし :春秋時代末,越国の美女。
呉起ごき :戦国時代の兵法家・武将。

 

墨家十論 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



 

兼愛けんあい: ひろく愛する、の意。全ての人を公平に隔たり無く愛せよ
という教え。
非攻ひこう: 当時の戦争による社会の衰退すいたい殺戮さつりくなどの悲惨ひさんさを非難し、
    他国への侵攻を否定する教え。 ただし防衛のための戦争は
否定しない。

尚賢しょうけん: 貴賎きせんを問わず賢者を登用すること。
尚同しょうどう: 賢者の考えに天子から庶民までの社会全体が従い、
価値基準を一つにして社会の秩序を守り社会を繁栄させること。

節用せつよう:  無駄をなくし、物事に費やす金銭を節約せよという教え。
節葬せつそう:  葬礼を簡素にし、祭礼にかかる浪費を防ぐこと。
非命ひめい:   人々を無気力にする宿命論を否定する。人は努力して
      働けば自分や社会の運命を変えられると説く。

非楽ひらく:  人々を悦楽にふけらせ、労働から遠ざける舞楽は否定すべきであること。
天志てんし:  上帝(天)を絶対者として設定し、天の意思は人々が正義を
              なすことだとし、 天意にそむく憎み合いや争いを抑制する。

明鬼めいき:  善悪に応じて人々に賞罰を与える鬼神の存在を主張し、
              争いなど悪い行いを抑制する。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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