徳を作せば心逸して日に休し、偽を作せば心労して日に拙なり|書経|

第四章 着実に生きる

徳を作せば心逸して日に休し、偽を作せば心労して日に拙なり

第四章 着実に生きる

 

徳をせば心いつして日にきゅうし、
せば心ろうして日にせつなり

ー作徳心逸日休、作偽心労日拙ー  書経 卷之六 蔡沈集伝

(書経:五経の一つ。堯、舜から夏、殷、周に至る間の政治に関する記録)


{書き下し文}

くらいおごることを期せず、祿ろくおごることを期せず、
恭儉きょうけんとくあり、なんじいつわりをこととすることかれ。
德をすときは、心いつくして日々にし。
いつわりをすときは、心くるしみて日々にせつなり。

* 恭儉きょうけん:人に対してはうやうやしく、
自分自身は慎み深く振る舞うこと

徳を作せば心逸して日に休し、偽を作せば心労して日に拙なり