奇貨居くべし|奇貨可居|史記 呂不韋伝|(先⾒の明)先を見通す。
第六章 成功の心得
奇貨居くべし
- 奇貨可居 - 史記 呂不韋伝
(史記:百三十巻。前漢の司馬遷が撰した、中国最初の通史です。上古の黄帝から、漢の武帝までの歴史を紀伝体で記しています。)
{書き下し文}
子楚、秦の諸庶孽孫にして、諸侯に質たり。
車乗進用饒かならず、居處困しみ、意を得ず。
呂不韋、邯鄲に賈ふに、見て之を憐みて曰はく、
此の奇貨居くべし、と。
*子楚:始皇帝の父
*庶孽:妾子
*質:人質
*進用:生活費
*奇貨: めずらしい品物